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【見た映画 001】菊次郎の夏が面白かった

北野武監督の映画、「菊次郎の夏」を見ました。

見るきっかけになったのは、劇場予告の映像にあったyoutubeのコメントでした。

 

www.youtube.com

 

最近久々に借りて見た。若年の自分は「少年とおっさんのおもしろ冒険記」という映画だと思ってた。いい歳になった今の感想はちょっと違う。少年の孤独に自分の孤独を重ねて、救われたかったかつての自分を救った孤独なおっさんの話なんだと思った。
大人にこそ見て欲しい映画。 

 

 このコメントを見た瞬間、この感情を自分で確認したい、味わいたいと思いました。

 

この映画は、ビートたけし演じる菊次郎が、少年を遠くに住んでいる母親に会わせるため、豊橋まで連れて行くという話である。

しかし、菊次郎は旅費を競輪につぎ込んでしまったり、少年を外で待たせたまま焼き鳥屋で食事をするなど、本当に母親に会わせる気はあるのだろうか?と思わせるような"ダメな大人"である。

 

この母親に会いに行く旅は、少年にとっては「希望を探しに行く」ことなのだと思った。

表面には出さないが、おそらく孤独を感じているだろう少年が、自分の全てを受け入れ、愛してくれる人を探す旅。

 

そんな少年に菊次郎は、「苦しいこととか、悲しいことがあったら、これを鳴らすと天使が来て助けてくれるってさ。」と言って、お守りがわりの鈴を渡す。

 

旅の途中、そんな少年を励ますように遊んでくれたのは、やはり大人になりきれていないような"ダメな大人"だ。

日本中を旅している小説家志望の男。

「暇なんですよ」と言って遊びに加わるバイカーの男二人。

 

この大人たちは、少年の気持ちがわかるのかも知れない。

 

自分の中にある寂しさを、少し温めてくれるような映画でした。